とにかく手帖にメモる癖。

どこかの片隅にて、事実8割、妄想2割。

福西崇史の「ボランチ専門講座」

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『ゴールキーパー専門講座』、『ストライカー特別講座』、『センターバック専門講座』と続く東邦出版の○○講座シリーズ。
その最新作が爽やかな白シャツに凛々しい表情で両手を組む福西崇史氏が印象的な『ボランチ専門講座』である。
 
同シリーズらしく自身の現役時代のプレー経験を基に、ボランチの要素が細かくかつシンプルに整理されていて、プレーヤーにも観戦専門の人にもためになる一冊。
 
個人的に良い解説だと感じた箇所は、P124の"選択肢を増やす「逆足のトラップ」"の18行目から21行目。
 
そこから一部抜粋。
 
サッカーを見ていて、「片方のサイドからばっかり攻めているな」と感じたことはないだろうか。これはファーストタッチで逆足のトラップができていないから起こる現象でもある
 
プロの試合というより、草サッカーレベルで確かによく見る光景だなと。ボランチに限らず、結構どのポジションでもそうで、だいたい右サイドからばかりの攻撃になりがち。
これができていないから簡単に相手に追い込まれて、危ないボールロストとか、苦しまぎれのロングボールが多くなってしまうよなあと。
 
それよりも笑ったのがP159の"ヘディングは当てるだけ"。
引退後に発売したDVDに収録された同氏の全ゴールを見てゴールの6、7割がヘディングでのゴールだったことに驚いていたって書いてあってこっちが驚いたという(笑)。
 
個人的には自分がヘディングに強い選手だとは思っていない。
 
ってそう思ってるのたぶんあなただけですよ(笑)。