とにかく手帖にメモる癖。

どこかの片隅にて、事実8割、妄想2割。

回転寿司屋にて。

「例えばどんなに可愛くてもクロックス履いてる女の子とは街中を手繋いで歩きたくないじゃないですか」と隣の男に語る彼の足元はピーカンな東京で長靴だったので「わかるわあ」と同意しかけた言葉を飲み込んだら「酷い!それ私のことじゃん!」て向こう隣に座ってるクロックス履いた女の子が怒り出して「やっと自覚してくれたかよ」ってそれまで気がついてなかったのかと驚いていると「ウザい!長靴顔に言われたくないわ!」と罵倒しててえ?え?え?顔?と思いふと彼の顔を見ると確かに長細くしゃくれてて長靴に見えないこともなくてそれを言ったらピンク色の髪をした彼女もクロックスに見えないこともなと思っていたら「まあ、お互い様だな」とそれを聞いていたおじさんが一言で締めたあとに「ところでお兄ちゃん達いくつなの?」って全然知り合いじゃなかったこの三人が織りなすカオスからなかなか抜け出せそうにないランチ時の回転寿司屋。