とにかく手帖にメモる癖。

どこかの片隅にて、事実8割、妄想2割。

<蹴心>Vol.6

CONTENTS

1.あいさつ

2.<蹴心>Vol.6

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1.あいさつ

 どうも。水戸戦が終わった帰りの高速バスで時間があったので、さっそく書いてみました。引き分けは理想的な結果ではありませんでしたが、試合内容としては引き分けでラッキーと言わざるを得ない。岐阜が引き分け、鳥取が負けたので町田にはわずかな可能性が残されました。この結果をポジティブに捉え、11日の最終節に全力を向けるだけですね。今週はちょっと落ち着くので練習取材にもしっかり行きたいと思います。では。

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2.<蹴心>Vol.6

J2第41節で町田が水戸に岐阜が徳島に引き分け、鳥取が湘南に破れたことで実質的にJFL降格圏となる最下位の順位決定は、最終節に持ち越された。▲最終節での各クラブが狙う条件は、勝ち点32で22位の町田は、J1への自動昇格圏を狙う3位・湘南をホームに迎えて勝利が絶対条件。続いて勝ち点35で21位に順位を落とした鳥取は、順位的なモチベーションがない18位・福岡をホームに迎え引き分け以上が自力確定。そして勝ち点35で並ぶ20位の岐阜は、わずかに自動昇格の可能性を残す横浜FCのアウェイに乗り込み、おそらく1点差以内の負け以上で最下位は免れる。条件的に町田が圧倒的に不利なことに変わりはないが、上2つも決して楽なわけではない。▲町田の都合で言えば水戸に勝ち、湘南をなんとか引き分けに持ち込むのが理想的なシナリオであったが、アルディレスが会見で「水戸は明らかに我々を上回っており、この結果に不満はない」と明言するように、この試合は誰が見ても引き分けが限界だった。20本ものシュートを浴びて失点1なのだ。むしろ勝ち点1を拾えたことにツキを感じざるを得ない。▲「勝ち以上」という条件は、41試合を戦って7勝という町田にとっては極めて厳しいもので、相手が3位のチームとあれば尚更である。しかし、この現実をキャプテン・勝又慶典は「うちのようなチームは “勝つしかない”というシンプルな目標の方がいい」と、ポジティブに捉える。もはやそう考えるしかないところまで追い込まれているとしても、「引き分けでも……」などという余計なことが頭にちらつくよりも、ただ1点を見据えて突き進む方が、選手の心理としてやりやすいというのは確かにあるのかもしれない。▲思えばJリーグ1年目初の対外試合は、2月5日に馬入で行なった湘南との練習試合だった。湘南で始まり、湘南で終わるJ2最終戦。11月11日、聖地・野津田で町田は未来を勝ち取りに行く。