とにかく手帖にメモる癖。

どこかの片隅にて、事実8割、妄想2割。

坂道にて。

自転車に乗った中学生くらいの男子がなにかを叫びながら両手の人差し指を天高く突き上げて大通りへ続く坂道をものすごい勢いで下って来たかと思えば半ばくらいで藪の中へと突っ込んで行ってそれを近くで見ていたおばさんが「ちょっと大丈夫!?」と叫びながら駆けつけて両手を貸して引き起こすとカラカラと油の切れた後輪が回る倒れた自転車を見ながら枝で腕や顔が擦り切れて血だらけの彼は少し笑っていて「危ないからブレーキくらいちゃんとかけなさいよ」と至極まっとうな注意を受けたかと思ったら「忘れてました!」とさわやかに頭イッてる返事しててきっと忘れてたんじゃなくてブレーキをかけることなんてどうでもいいくらい夏に夢中で人をここまで狂わすのかと思うと夏休みとかもう消えてなくなればいいと思うよ。‪#‎あの頃に戻りたい‬ ‪#‎夏休み悪くない‬