とにかく手帖にメモる癖。

どこかの片隅にて、事実8割、妄想2割。

ゼルビア手帖 Vol.4

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CONTENTS

1.あいさつ

2.第2節を終えて〜雑感〜

3.ピックアップ・プレーヤーVol.3(コリン・マーシャル)

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1.あいさつ

 こんばんは。Vol.3から少し間が空いてしまいました。その間にJ2は開幕し、町田は初めてのJリーグで2連敗というスタートを切りました。今回は改めて、愛媛戦、福岡戦のレビューというよりも、その2試合を終えての雑感という内容にしたいと思います。

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2.第2節を終えて〜雑感〜

 J1よりも1週間早い3月4日に開幕したJ2。町田はアウェーでの愛媛FC戦がJデビューとなった。結果は0−2の完敗。町田イレブンは全体的に動きが硬く、Jの洗礼というよりも自滅した印象の方が個人的には強い。選手たちからも「緊張している選手が何人かいた」というコメントが聞かれた。この試合の後、アルディレス監督は「チームが自分たちのスタイルにチャレンジしなかったことに憤りを感じている」とコメントした。もしかしたら「Jの洗礼を受けるところまですらいけなかった」という表現が正しいのかもしれない。いずれにせよ、愛媛戦が厳しい内容だったことは誰の目から見ても明らかだった。

 1週間後、アビスパ福岡を相手に駒沢陸上競技場でホーム開幕を迎えた。スタンドに入った瞬間からピッチコンディションが最悪なことは一目瞭然だった。パスサッカーを志向する町田には有り難くない舞台に並ぶイレブンへ、サポーターが開始前から熱い声援を送る。そんな声に押されるように町田は果敢にパスを繋いでゲームを支配した。町田はピッチの上にボールを転がし、決定機をいくつも作り出した。駒沢のピッチを開始から割り切っていたのは福岡の方だった。K.O直後から中盤の選手の頭を越え、前線で待ち構えるFWへ向けてロングボールを放り込み続けた。それにも田代&薗田のCBコンビは粘りを見せ、ゴールを割らせなかった。しかし前半27分、町田②津田和樹が不用意にボールロストすると、福岡⑧鈴木惇に鮮やかな左足ミドルを叩き込まれて先制を許す。荒れたピッチの上で足を滑らせる選手が散見される中、鈴木のトラップからシュートまで見事なコントロールだった。結果的にこの1点を守り切られ、町田は2敗目を喫した。負けはしたものの前節とは見違えるような姿を見せた選手たちに「チームのパフォーマンスを嬉しく思っている。私たちの方が良いサッカーをしていた」(アルディレス)と、指揮官は一定の評価を送った。

 確かに開幕2連敗という結果は褒められたものではない。しかし、この2試合で見せた選手たちの前向きな姿勢に次節・ガイナーレ鳥取戦への期待を抱かずにはいられない。選手が「良い内容だった」と手応えを口にすれば、アルディレスも「アグレッシブに戦った」ことをとにかく褒めた。チームが示した姿を信じよう。

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3.ピックアップ・プレーヤーVol.3(コリン・マーシャル)

26MFコリン・マーシャル(COLIN・MARSHALL)

1984年10月25日グラスゴー(スコットランド)生まれ/176cm/64kg/ヴィーキングル(アイスランド

 

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  3月9日に加入のリリースがクラブから発表されると、2日後の福岡戦で先発に名を連ねたスコットランド人MF・コリン・マーシャル。小野路を訪れると「ショウジ! マサ! カツ!」という彼の声がひと際グラウンドに響き渡る。イングランドの名門アストンヴィラの下部組織で育ったコリンのプレーはとにかくシンプルだ。こまめに顔を出してボールを受けると、捏ねることなくシンプルに長短のパスを織り交ぜて繋ぎ、守備では激しくボールに寄せいく。ボランチというよりもセントラルミッドフィルダーという言葉がしっくりとくるタイプの選手だ。なかなか見た目に活躍がわかりづらい選手かもしれないが、彼の存在はチームに安定感をもたらしてくれると個人的にこの補強をポジティブに捉えている。チームに合流してから一貫してレギュラー組でプレーしているあたり、監督からの信頼も厚い。先日の試合では拝めなかったが彼はミドルレンジのシュートが上手い。ふかすことなく枠を捉える技術はさすが英国人プレーヤーといったところ。次の鳥取戦では、ぜひ目の覚めるような弾丸シュートを期待したい。